ブランディングは「言葉起点」でスタートし、
「言葉主導」で進めると、うまくいく。
たとえば、好きな色は一人ひとり異なります。デザイン主導のブランディングにおける問題点は、こうした属人的な感性が表現の評価の基準になってしまうこと。判断の拠り所がないため、関係者の好みが分かれて意見が集約できず、結果として「落としどころ」を模索する過程で表現とゴールが乖離してしまうことも少なくありません。
「自社はこんな会社だ」「こう変わるべきだ」。経営者や社員が各々に感じている長所や課題を、ヒアリングとデイスカッションでしっかり掘り下げて言語化する。普遍の哲学、強み、未来や社会への誓いを体系立てて企業理念にまとめ、社内でしっかり共有する。デザインありきではなく、出発地点で言葉の力によって企業のまん中にブレない「芯」を通すことで、ブランディングの方向性は定まるのです。
ブランディングの第一歩は
「企業理念」の体系化から始まります。
競争力の強化や社内の一体感醸成のために、ブランディングの導入を考える企業が増えています。その中で中小企業のお客様からは「ブランディングってどうやるの?何をやれば良いの?」という戸惑いも良く耳にします。シンボルマークやロゴの刷新、新たなVI(ビジュアル・アイデンティティ)に沿った名刺や封筒、看板等のリニューアルは、手っ取り早いブランディング手段です。しかしブランディングの本質は、企業の「見た目」を取りつくろうことではありません。その本来の目的は自社の根幹を見つめ直し、同業他社とは異なる「個性」や「強み」「企業文化」を掘り起こし、確立し、社内外に発信&共有することです。
自社の競合優位性の源泉となり、目指す未来への羅針盤となるのが「企業理念」です。
企業理念は「ミッション」「ビジョン」
「バリュー」の三層構造。
ほとんどの大手企業が、WEBサイトの企業情報ページで自社の理念を紹介しています。企業理念は多くの場合、三層構造のピラミッドで構成されます。標準的なかたちは「ミッション=自社の社会的使命」を頂点に、「ビジョン=事業を通じて実現したい未来」「バリュー=自社ならではの強み」を置くスタイル。「ミッション」や「ビジョン」に代わって「創業理念」や「経営理念」を入れたり、三層構造の下部に「行動規範」を加えるなどのバリエーションも見られますが、人が覚えやすい範囲である三層構造でまとめられるケースが一般的です。
サントリーであれば「水と生きる」、資生堂であれば「一瞬も 一生も 美しく」。誰もが知る企業のコーポレートメッセージ(スローガン)は、軸足を主に社内に置いた企業理念をステークホルダー向けに仕立て直した言葉であり、三層構造の上位に位置付けられる概念と言えるでしょう。
企業理念をまとめる過程で、
社員の心も一つにまとまる。
中小企業で良く見受けられるのが次の3パターンです。「創業理念や社是はあるが、自社の使命や強み、目指す未来像、ステークホルダーへの約束等が定義されていない」。「理念そのものが古くなり、自社の事業領域や社会の変化にそぐわなくなっている」。あるいは「理念が形骸化し、社外はおろか社員に全く浸透していない」というケースです。
ブランディングのゴールは「ある分野で独自のポジションを確立し、自社を選ばれる存在にする」こと。規模と人員に限りがある中小企業がその目標を叶えるためには、全社員が志と使命、目標を共有し、一丸となる必要があります。
多くの社員が参加して、みんなで意見を出し、理念をかたちづくるプロセスは企業に一体感と求心力をもたらします。ブランディングは自社の根幹を見つめ直すだけでなく、体幹を強くする絶好の機会なのです。
コピーライター事務所ファーレンハイトが提供する、
「言葉起点」のブランディングソリューション。
<ブランディングOnigiri>は、企業活動の羅針盤となる理念やコーポレートメッセージなど、企業の骨格をかたちづくることから始める「言葉起点」のブランディングアプローチです。経営者を含む多くの関係者へのヒアリングやディスカッションを行い、社員参加型でプロジェクトを進めていきます。揺るがぬコンセプトを策定し、合意を形成した上でロゴやマーク等を開発。さらに、ステークホルダーにメッセージをどう届けるか、誰に届けるかの導線や手法を設計し、必要なビジュアルツールに表現を落とし込んでいきます。
コピーライター事務所として20年を超えるキャリアを持つ有限会社ファーレンハイト(東京・南青山)が提供するソリューションであり、全国の企業様を対象としています。
1 <ブランディングOnigiri>とは?
理念構造の“三角形=Onigiri”を体系化。
一気通貫でコーポレートメッセージ(スローガン)を開発します。
2 <ブランディングOnigiri>とは?
みんなが参加して、みんなで「にぎる=合意形成する」。
理念の共有・浸透のプロセスを設計します。
ブランディングの目的は、一人ひとりの社員の思考や行動様式にポジティブな影響を与え、企業に推進力をもたらすこと。変革の意識を社内のすみずみに浸透させ、根付かせるためには、多くの社内の人間を巻き込み、自分事化させ、当事者意識を持たせる仕組みが必要です。
<ブランディング Onigiri>は、コピーライター事務所としての豊富なヒアリング経験を活かした関係者インタビューやワーキンググループの開催など、社員参加で「企業理念」をかたちづくるプロセスをご提案します。プロジェクトを通じて多くの人とのセッションを行い、企業の課題を把握し、解決のために何をなすべきか=会社全体での共通認識を「にぎる=形成」していきます。
その上で、必要に応じて「いかに企業理念に沿って仕事に取り組むべきか?」等の意識浸透を目的とした社員用の教育ツールの制作も行います。
3 <ブランディングOnigiri>とは?
企業の「想い」を社内外に浸透させるための導線設計を行い、
必要なビジュアルマテリアルを開発します。
企業(ブランド)のロゴやシンボルマークの制作、名刺や封筒など社内ツールへのVIの展開はもちろん、WEBサイトや会社案内、ブランドブックなど社外に向けて「ステークホルダーへの想い」を発信するための様々なツール制作まで。理念の体系化からスタートして、一気通貫で統一感のあるブランディング展開をサポートします。
<ブランディング Onigiri>はプロジェクトのスタート段階で、企業理念や目指す目標を言葉で“にぎり”ます。以後もコピーライターが「当事者」として、各ツールのディレクションから全アイテムのコピーライティングまでをワンストップで行うため、企業戦略と表現との乖離がなくなります。
ファーレンハイトの実績
国内外のメジャークライアントの
広告/販促物制作に携わってきた20年の経験を、
中小企業、地方都市企業のブランディング成功のために注ぎます。
その課題も「言葉の力」で解決できる。
「ニッチ企業の株価を3倍に押し上げたIRブランディング」。
「350年続く老舗企業のV字回復を支えたインナーブランディング」。
「あのLINE誕生に向けて革新のDNAを覚醒させた周年ブランディング」。
会社情報
ファーレンハイトは
1998年創業のコピーライター事務所です。
■会社名 有限会社ファーレンハイト(Fahrenheit, inc.)
■所在地 〒107-0062 東京都港区南青山7-10-7 バルビゾン39 3F
■連絡先 TEL.03-5468-0170 FAX.03-5468-0206
■代表取締役 枝園和之(Kazuyuki Shien)
■設立 1998年9月29日
■資本金 300万円
■事業内容 ブランディング、コピーライティングを中心とした企画・制作
■企業サイト https://fahrenheit.jp
■受賞歴
1996 朝日広告賞/広告主参加の部(伊勢丹)
1997 ロンドン国際広告賞(タンカレー)
2001 消費者のためになった広告コンクール賞(鳥取県)
2005 日経BP広告賞 準グランプリ/優秀広告賞(ホテルオークラ)
2007 日経産業新聞広告賞エレクトロニクス部門優秀賞(富士電機)
日刊工業新聞日本産業広告賞モノクローム広告部門第2席(富士電機)
2008 日刊工業新聞日本産業広告賞モノクローム広告部門佳作(富士電機)
2010 第25回全日本DM大賞ファイナリスト(NTT docomo)
2011 日経広告賞 I 部門(金融・財務・法務サービス)準部門賞(UBSグループ)、
第26回全日本DM大賞ファイナリスト(NTT docomo)
第26回全日本DM大賞ファイナリスト(UBS銀行)
2012 日本B to B広告賞 PR誌部門 銅賞(ジーシー)
2015 日刊工業新聞日本産業広告賞新聞部門第4部第2席(富士電機)
*1996、1997の受賞歴は代表の独立前所属会社での実績です。
アクセス
お問い合わせ
40分程度のショートプレゼンをご用意しています。
面談に伺いますのでお気軽にお問い合わせください。
遠方のお客様、歓迎いたします。
ファーレンハイトは東京の南青山に事務所を置いていますが、これまでに鳥取県、金沢市、新潟県、大阪府、福岡県など、さまざまな地域のお客様のプロジェクトに携わってきました。遠隔地であっても、定例会の開催など密なコミュニケーションが可能です。地元企業に劣らぬフットワークとサポートで誠心誠意対応させていただきます。
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5営業日以内に担当者より折り返しご連絡させていただきます。